山容水態
読み方:さんよう すいたい
意味
山の姿・形と、水の流れや水面の様子をいう語。転じて、山と水が織り成す自然の景観全体、特に趣深く美しい山水の風景を表す。
由来
「山容」は山の姿・形、「水態」は水のありさまを意味する漢語を並べた表現で、中国の文語的な山水表現を背景とする。特定の故事や一つの古典に基づく成句ではなく、成立した正確な時代・初出文献は不明である。日本では主に文章語として、自然の景観を格調高く表す四字熟語として用いられる。
備考
主に山水の景色を叙述する文章語・雅語として用いる。人の容姿や性格を表す語ではない。会話では「山や川の景色」「山水の風景」などと言い換えることが多い。
例文
- 旅の記録には、朝霧に包まれた湖畔の山容水態が美しく描かれている。
- 展望台から眺める山容水態は、季節や時刻によって異なる趣を見せる。
- 画家は故郷の山容水態を題材にして、大きな風景画を完成させた。