尭風舜雨
読み方:ぎょうふう しゅんう
意味
中国の聖天子とされる尭の時代の風、舜の時代の雨という意から、君主の徳が行き渡り、世の中が平和に治まり、人々が幸福に暮らしていることをいう。理想的な政治が行われる太平の世のたとえ。
由来
前漢(紀元前1世紀ごろ)の王褒による文章「四子講徳論」に見える語とされる。古代中国で徳の高い理想的な帝王と尊ばれた尭・舜になぞらえ、尭の風と舜の雨が人々を等しく潤すような、仁政による太平の世を表した。
備考
現代の日常会話ではほとんど用いられず、漢文調・文章語的な表現である。尭と舜は中国古代の伝説上の聖王で、「尭天舜日」なども同様に太平の世をいう。
別表記
- 堯風舜雨
誤用・混同注意
- 「尭」を「よう」と読むのは誤りで、通常は「ぎょう」と読む。
- 「尭天舜日」は類義語であり、「尭風舜雨」の表記ではない。
例文
- 新しい政策によって民の暮らしが安定し、町には尭風舜雨の趣がある。
- 王は尭風舜雨の世を目指し、民の声を聞くことを怠らなかった。
- 戦乱が終わり、尭風舜雨を願う人々の期待は大きかった。
分類
類義語
対義語
- 天下大乱
- 乱世
- 暴政
- 苛政猛虎