少見多怪
読み方
しょうけん たかい
意味
見聞や経験が少ないため、世の中のさまざまな事柄を必要以上に珍しがったり、不思議に思ったりすること。未知のものをよく調べずに、異常・奇異なものだと決めつける態度を批判していう。
由来
中国・東晋の道教思想家、葛洪(かっこう)が4世紀前半、317年頃に著したとされる『抱朴子』にある「少所見、多所怪(見る所少なければ、怪しむ所多し)」に基づく。続きには、ラクダを見たことのない者が、ラクダを「背中の腫れた馬」と言う趣旨のたとえが記されている。
分類・構成
備考
主に、見識や経験の狭さから未知の事物をむやみに怪しむ態度を批判的に表す語。日常会話よりも、文章語・評論的な文脈で用いられやすい。
例文
- 新しい技術を十分に調べず危険だと決めつけるのは、少見多怪のそしりを免れない。
- 海外の食文化に慣れていない彼は、少見多怪にもその習慣を奇異なものとして批判した。
- 未知の事実に驚くのは自然だが、学ぼうとせず否定するのは少見多怪である。