小家碧玉
読み方:しょうか へきぎょく
意味
身分や家柄が特に高くない家庭に生まれた、清らかで美しい娘のこと。転じて、名門の出ではないが、素直で愛らしく品のよい女性をいう。現代では女性を家柄や容姿で評価する響きがあるため、使用する場面には配慮が必要である。
由来
中国の楽府詩「碧玉歌」に見える「碧玉小家女、不敢攀貴徳(碧玉は小家の娘であり、高貴な人には及ばない)」に基づく。碧玉は女性の名、または美しい娘を表す語とされる。この歌は南朝時代(5~6世紀ごろ)に成立したとされ、宋代の郭茂倩が12世紀に編んだ「楽府詩集」に収録された。
備考
主に女性について用いる語で、「小家」は貧しい家というより、名門・富豪ではない家庭を指す。現代ではやや古風であり、女性を類型化したり家柄を評価したりする表現になり得る。
補足
- 「小家碧玉」を単に「小さな家にある美しい宝石」の意味だと解するのは誤り。主に家柄が高くない家の美しい娘をいう。
- 「碧玉」を「へきたま」と読まない。慣用的な読みは「へきぎょく」。
例文
- 彼女は小家碧玉と呼ぶにふさわしい、飾り気のない魅力を持った人だ。
- 小説では、都会の名家の令嬢と対照的に、小家碧玉の娘が描かれている。
- 彼は彼女を小家碧玉のような女性だと褒めたが、家柄で人を区別するようにも聞こえるため注意が必要だ。
分類
類義語
- 深窓の令嬢
- 良家の子女
- 小家の娘
対義語
- 大家閨秀
- 名門の令嬢