寿比南山
読み方:じゅ ひ なんざん
意味
寿命が南山のように長く、いつまでも尽きないこと。人の長寿をたたえ、健康で末永く生きることを願う祝いの言葉として用いる。
由来
中国最古の詩歌集『詩経』の「小雅・天保」にある「如南山之寿、不騫不崩(南山の寿のごとく、欠けず崩れない)」に基づく。動かず長く存在する南山に、人の長寿をたとえた句を、後世に「寿比南山」と四字にまとめたものとされる。詩篇の成立は西周期(おおむね紀元前11~8世紀)とされるが、正確な年は不明。
備考
主に賀寿の祝辞、書画、漢詩調の文章で用いる雅語で、日常会話ではあまり使わない。「南山」は、長く変わらない山の象徴であり、終南山を指すとする説がある。
別表記
- 壽比南山
例文
- 祖父の米寿を祝う席で、親族一同が寿比南山を願った。
- 賀寿の色紙には、寿比南山の意を込めた祝辞を書き添えた。
- 中国風の祝宴で「寿比南山、福如東海」と述べ、主人の健やかな長寿を祈った。
分類
類義語
対義語
- 短命
- 夭折