害群之馬
読み方
がいぐん の うま
意味
集団の中にいて、仲間全体に害を与え、秩序・信用・利益などを損なう悪い人物をいう。一頭の悪い馬が馬の群れを乱したり害したりすることにたとえた表現である。
由来
中国・戦国時代(紀元前4〜3世紀ごろ)に成立したとされる『荘子』の「徐無鬼」篇に由来する。同篇には、天下を治める者は馬飼いが群れに害をなす馬を取り除くのと同じく、「害馬」を去らせればよい、という趣旨の記述がある。これをもとに、群れを害する馬、転じて集団に害を及ぼす人物を「害群之馬」というようになった。
分類・構成
備考
「害群の馬」と表記することもある。人を悪い馬にたとえる強い非難・侮蔑を含むため、日常的に特定の人物へ軽々しく用いるのは避けたほうがよい。
例文
- 不正に加担して周囲を巻き込む彼は、チームにとって害群之馬となっている。
- 企業は、組織全体の信用を損なう害群之馬を放置してはならない。
- 一人の害群之馬の行為のために、部署全体が不正を行っていると思われかねない。
類義語
- 害馬
- 組織のがん
- 疫病神
対義語
- 中流砥柱
- 組織の功労者