孤注一擲
読み方
こちゅう いってき
意味
成功するか失敗するかを顧みず、持てる資金・力・運命のすべてを一つの勝負にかけること。もともとは賭博で、残った金を一度に賭ける意味であり、現在は事業・選挙・試合などで、後のない大勝負に出ることをいう。
由来
「孤注」は賭博で手持ちの金をすべて一度に賭けることをいい、中国の史書『宋史』寇準伝にその説明が見られる。「一擲」はさいころを一度投げる意で、『晋書』何無忌伝に見える表現に由来する。『晋書』は唐代の648年に成立し、東晋(4~5世紀)の故事を収める。『宋史』は元代の1345年に成立した。二語が現在の形で結び付いた正確な時期は不明である。
備考
「孤注一擲に出る」「孤注一擲の勝負」のように用いる。勇気ある決断を表す場合もあるが、一般には後がなく、失敗すれば大きな損失を被る危険な賭けという含みを持つ。
例文
- 資金の大半を新事業につぎ込むのは、会社の命運を懸けた孤注一擲の投資だった。
- 劣勢のチームは、試合終了間際に攻撃的な選手を投入して孤注一擲に出た。
- 彼は十分な準備もないまま退職して起業するという孤注一擲を選んだ。
類義語
対義語
- 安全第一
- 用意周到
- 分散投資