孜孜矻矻
読み方
しし こつこつ
意味
学問や仕事などに対し、少しも怠ることなく、一心に努力を続けること。また、そのように熱心に励むさま。「孜孜」も「矻矻」も、たゆまず努める様子を表す語であり、重ねることで勤勉さ・努力の持続を強調している。
由来
中国・唐代の文人、韓愈(かんゆ、768~824)の文章「争臣論」に見える表現とされる。成立は唐代、8世紀末から9世紀初頭ごろである。「孜孜」は熱心に努め続けるさま、「矻矻」は一心に骨身を惜しまず励むさまをいい、意味の近い二語を重ねて不断の努力を強調した。
分類・構成
備考
文章語・硬い表現で、評伝やスピーチ、改まった文章などで用いられる。「孜々矻々」と踊り字で表記することもある。努力を長く持続することをほめる語である。
誤用・混同注意
- 「孜孜汲汲(ししきゅうきゅう)」は意味の近い別の四字熟語であり、「矻」を「汲」と書き換えない。
- 「孜」を「滋」などと書き誤らない。
例文
- 彼は難解な研究課題に孜孜矻矻と取り組み、ついに重要な発見へと至った。
- 祖父は若い職人たちが孜孜矻矻として技を磨く姿を、温かく見守っていた。
- 資料の保存に孜孜矻矻と尽力した人々のおかげで、地域の歴史が今日まで伝えられている。
類義語
対義語
- 怠惰
- 怠慢
- 遊惰