威迫利誘
読み方:いはく りゆう
意味
権力・武力・地位などの威力で相手を脅し(威迫)、一方で利益や好条件を示して誘い出す(利誘)こと。相手の自由な意思を尊重せず、脅しと利益供与を使い分けて従わせたり、目的に引き入れたりするやり方をいう。
由来
「威迫」は威力を示して脅すこと、「利誘」は利益を餌にして誘うことを表す漢語で、この二語を並べてできた四字熟語である。特定の中国古典に由来する故事成語としての確かな典拠や成立年代は明らかでない。日本語では漢文調・文章語として用いられる。
備考
主に政治・外交・犯罪・悪質な勧誘など、否定的な文脈で使う。単なる説得や正当な待遇提示には通常用いない。
誤用・混同注意
- 「威迫」を「威嚇」と混同し、「威嚇利誘」と書かないよう注意する。
例文
- 悪質な勧誘業者は、契約しなければ不利益があると告げる威迫利誘で、相手の判断力を奪おうとした。
- 独裁政権は反対派に対し、弾圧と優遇を使い分ける威迫利誘の政策を取った。
- 採用に当たって威迫利誘に当たる行為がなかったか、会社は手続きの公正性を検証した。
分類
類義語
- 飴と鞭
- 威圧と懐柔
- 恩威並行