女中丈夫
読み方:じょちゅう じょうふ
意味
女性でありながら、男性に劣らないほどの勇気・決断力・気概を備えた人をいう。特に、困難な場面でも動じず、しっかりと物事を成し遂げる女性をほめていう語。
由来
中国の明代に凌濛初が著した白話小説集「初刻拍案驚奇」(1627年ごろ刊)に見える語とされる。「女中」は女性の中、「丈夫」は気概や力量を備えた立派な男子の意であり、女性の中の「丈夫」、すなわち男性的な気概をもつ女性を表した。
備考
古い価値観で、女性の優れた気概を「男性に劣らない」と表す語である。現代では性別による評価を含むため、用いる場面や相手に配慮が必要。
誤用・混同注意
- 「丈夫」を健康である意の「じょうぶ」と読まない。ここでは「じょうふ」と読み、立派な男子・気概ある人物の意。
- 「女中」は現代語の家事使用人の意味ではなく、「女性の中で」という意味。
例文
- 危機の際に冷静に指揮を執った彼女は、まさに女中丈夫と呼ぶにふさわしい。
- 新事業を立ち上げて困難を乗り越えた祖母は、家族から女中丈夫として尊敬されている。
- 彼女は女中丈夫の気概で、周囲の反対にも屈せず目標を実現した。
分類
類義語
- 女傑
- 巾幗英雄
- 男勝り
対義語
- 軟弱
- 意気地なし
- 女々しい