天下第一
読み方:てんか だいいち
意味
世の中で最もすぐれていること、またはその人・物。「天下」は世の中全体、「第一」は最上・一番を表す。ある分野で他に並ぶ者がいないほど優秀であることを、強調していう語。
由来
中国後漢の官僚・胡広が、文章に関する試験で優れた成績を示し、安帝から「天下第一」と評されたという『後漢書・胡広伝』の記述に基づくとされる。故事の時代は後漢・2世紀初め、安帝の在位(106~125年)ごろである。後に、世の中で最もすぐれることを表す語として定着した。
備考
「最高」「随一」を強調する、やや大げさなほめ言葉としても使う。「天下一」と同趣で、店名・商品名・看板の宣伝文句にも用いられる。
誤用・混同注意
- 「天下一(てんかいち)」と混同して「天下第一」を「てんかいち」と読むのは不適切。四字熟語としての標準的な読みは「てんかだいいち」。
- 「天下一品」は別の語であり、「天下第一」の表記の代わりにはならない。
例文
- この町の和菓子店は、味のよさで天下第一だと評判である。
- 彼は祖母の作る料理こそ天下第一だと、いつも誇らしげに話している。
- 選手たちは天下第一を目指し、厳しい練習を重ねた。
分類
類義語
対義語
- 最下位
- 平々凡々