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大死一番

読み方:だいし いちばん

意味

一度死んだつもりになるほど、これまでの執着や迷いを捨て、覚悟を決めて物事に取り組むこと。もとは禅で、自己への執着を完全に断ち切るほどの厳しい修行を経て、悟りに至ることをいう。一般には、失敗を恐れず決死の覚悟で再出発するという意味で用いる。

由来

中国禅の語で、宋代に編まれた禅の公案集「碧巌録」第四十一則に見える「大死一番、却活得人(大いに一度死して、かえって人を活かし得る)」などに基づくとされる。「大死」は肉体の死ではなく、我執・固定観念を断つ精神的な死を指す。碧巌録は北宋時代、12世紀前半(1125年頃)に圜悟克勤が編纂した。

備考

「死ぬ気で頑張る」という比喩として使われるが、本来は禅の悟りに関する語である。実際の死や自傷を肯定する意味ではない。「大死一番の覚悟で」の形で用いられることが多い。

例文

  • 事業の失敗で迷っていたが、大死一番の覚悟で新しい分野へ挑戦した。
  • 選手は大死一番、これまでの練習方法を見直して大会に臨んだ。
  • 古い考えへの執着を捨てる大死一番がなければ、本当の改革は実現しない。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字