大旱雲霓
読み方
たいかん うんげい
意味
大干ばつの際、人々が雨をもたらす雲や虹を待ち望むこと。転じて、苦境にある人々が、事態を救ってくれる人物・援助・好機を非常に切実に待ち望むたとえ。
由来
中国古典『孟子』梁恵王下にある「民望之、若大旱之望雲霓也(民がこれを望むことは、大干ばつのときに雲や虹を望むようなものだ)」に基づく。孟子が戦国時代(紀元前4世紀ごろ)に、民衆が仁政を行う君主を待ち望む気持ちを説いた言葉から生じた。
分類・構成
備考
「雲霓」は雲と虹、または雨の兆しとなる雲や虹をいう。日常会話より文章語で用いられ、単に雨を喜ぶ意味ではなく、救いを切実に待つ状況を表す。
誤用・混同注意
- 「大干雲霓」とは書かない。日照り・干ばつを表す字は「旱」である。
- 「霓」を単なる「虹」と取り違えて「大旱雲虹」としない。
- 雨が降った後の虹を喜ぶ意味ではなく、困難を救う援助や人物を切実に待ち望む比喩である。
例文
- 長引く断水で、住民は給水車の到着を大旱雲霓のように待ち望んだ。
- 倒産寸前の会社にとって、新たな出資者の出現はまさに大旱雲霓だった。
- 孤立した被災地に届いた支援は、人々にとって大旱雲霓といえる救いであった。
類義語
- 雲霓之望
- 旱天慈雨