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多愁多恨

読み方:たしゅう たこん

意味

悲しみや心配ごと、また人や世の中に対する恨み・不満が多いこと。悩みや憂いを抱きやすく、気持ちが晴れない状態をいう。

由来

中国・唐末の詩人、羅隠(らいん、833年ごろ~910年)の詩「自遣」にある「得即高歌失即休、多愁多恨亦悠悠」に基づく。得意なときは高らかに歌い、失意のときは執着をやめようとしても、悲しみや恨みは尽きずに続く、という趣旨である。ここから「多愁多恨」の四字が成語として用いられるようになった。

備考

文章語・文学的な表現で、日常会話ではあまり用いない。「愁」は悲しみ・心配、「恨」は不満やうらみを表す。単に感傷的であることだけでなく、恨みを抱く意味も含む。

補足

  • 「多愁善感」と混同し、単に感傷的で涙もろいという意味だけに限定しない。多くの悲しみや心配に加え、恨み・不満も抱くことをいう。

例文

  • 彼は多愁多恨な性分で、何気ない一言にも長く心を痛めてしまう。
  • 敗戦後の詩には、故郷を失った人々の多愁多恨の思いがにじんでいる。
  • 多愁多恨に沈むばかりでなく、気持ちを切り替えて次の一歩を踏み出そう。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字