多士済済
読み方:たし せいせい
意味
優れた才能や学識をもつ人が大勢そろっていること。「多士」は多くの有能な人物、「済済」は人数が多く、整然として盛んなさまを表す。主に、組織・集団に人材が豊富であることをほめていう。
由来
中国最古の詩集『詩経』の「大雅・文王」にある「済済多士、文王以寧(済済たる多士、文王もって寧し)」に基づく。周の文王のもとに、すぐれた臣下や人材が多く集まり、国が安泰であったことをたたえた句である。詩の成立時期は西周時代(紀元前11世紀~前8世紀頃)とされる。
備考
人材の多さを前向きに評価する表現であり、会社・学校・研究機関・チームなどについて用いる。単に人数が多いという意味ではなく、優れた人物がそろうことを表す。やや硬い書き言葉。
別表記
- 多士済々
- 多士濟濟
補足
- 「多士済々」とも表記するが、「済々」は「すべて」の意味ではない。
- 単に人が大勢いる意味で用いるのは不適切で、優秀な人材が多いことを表す。
例文
- この研究所には各分野の専門家が集まり、まさに多士済済である。
- 新しいプロジェクトチームは若手からベテランまで多士済済で、今後の成果が期待される。
- 登壇者は多士済済だったが、議論をまとめる司会役も重要だった。
分類
類義語
- 人材済済
- 英才雲集
- 群英集結
対義語
- 人材不足
- 人材枯渇