外柔内剛
読み方:がいじゅう ないごう
意味
外見や態度は穏やかで柔らかいが、内面には強い意志・信念・気骨を持っていること。人当たりは温和でありながら、困難や不正に対しては屈せず、しっかりとした判断を貫く人物を褒めていう。
由来
中国の正史『晋書』甘卓伝に見える「外柔内剛、為政厳毅(外は柔らかく、内は剛く、政治を行っては厳格で意志が強い)」に基づく。甘卓の人柄と政治姿勢を評した語である。『晋書』は唐代の648年に成立したが、内容は主に西晋・東晋時代(3~5世紀)の人物を扱う。
備考
主に人物の性格や態度を肯定的に評する語。単なる「強情」や「見かけと本心が違う」という意味ではなく、穏やかな外面と芯の強さを併せ持つことをいう。
補足
- 「外柔内強」と書くのは一般に誤りで、標準的な表記は「外柔内剛」。
- 単に外面だけを取り繕い、内心で人を威圧するという否定的な意味に限定するのは不正確。
例文
- 彼女は外柔内剛の人で、ふだんは控えめだが、仕事の方針については信念を曲げない。
- 部長は外柔内剛で、部下には穏やかに接しながらも、不正には毅然として対処した。
- 交渉では外柔内剛の姿勢を保ち、相手を尊重しつつ譲れない条件を明確に伝えた。
分類
類義語
- 内剛外柔
- 柔中有剛