売剣買牛
読み方
ばいけん ばいぎゅう意味
戦争や争乱が終わり、人々が剣などの武器を売って牛を買い、農業や生産的な仕事に従事すること。武力に頼る状態から平和な暮らしへ移ること、また平和になって産業が復興することのたとえ。由来
中国・前漢の歴史書『漢書』「龔遂伝」に由来する。紀元前1世紀ごろ、渤海郡の太守となった龔遂が、武器を持つ民に「剣を売って牛を買い、刀を売って子牛を買う」よう勧め、農業に戻らせたという故事からできた語である。備考
主に文章語・故事成語として用いる。単に武器を処分する意味ではなく、戦乱後に人々が農業や生産へ戻るという平和・復興の意味を含む。訓読では「剣を売りて牛を買う」ともいう。例文
- 長い内戦の終結後、その地域には売剣買牛の気運が広がった。
- 政府は元兵士への就農支援を進め、売剣買牛を実現しようとした。
- 武器を手放して畑を耕すという売剣買牛の姿は、平和の到来を象徴している。
類義語
対義語
- 好戦尚武
- 兵戈相見
- 戦乱継続