壮志未酬
読み方:そうし みしゅう
意味
大きく立派な志や理想を抱いているが、まだ実現・達成できていないこと。また、その志を果たせないままに終わる無念さをいう。
由来
中国の漢文に見られる語法に基づく漢語。「壮志」は雄大な志・大きな理想、「未酬」はまだ報いられていない、転じてまだ果たされていない意である。特定の一つの故事を典拠とするというより、中国古典で用いられた漢文表現として定着したものとされ、正確な成立時期は不詳である。日本では漢文の教養を通じて四字熟語として用いられるようになった。
備考
「酬」はここでは「報いる」から転じて、「願いや志を果たす」の意。単に目標未達であることよりも、大きな理想を果たせない無念さを伴って用いる。やや文章語的な表現。
誤用・混同注意
- 「壮士未酬」と書くのは誤り。「壮志」は大きな志、「壮士」は血気盛んな立派な男子を指す別語である。
- 「未収」と書くのは誤り。「未酬」の「酬」は、ここでは志を果たす意である。
例文
- 彼は国のために改革を志したが、壮志未酬のまま病に倒れた。
- 研究者としての壮志未酬を胸に、彼女は退職後も調査を続けている。
- 事業は失敗に終わったものの、壮志未酬だった経験が次の挑戦への力になった。
分類
類義語
- 志半ば
- 大志未成
- 志を遂げられない