堂堂正正
読み方:どうどう せいせい
意味
態度や行動が、立派で威厳があり、しかも正しく公正であること。卑怯な手段を使わず、正面から誠実に物事へ取り組むさまをいう。
由来
中国の兵法書「孫子」軍争篇にある「正正の旗を邀うことなく、堂堂の陣を撃つことなし(無邀正正之旗、勿撃堂堂之陣)」に由来する。「正正」は軍旗・軍隊の整ったさま、「堂堂」は威容のある堂々とした軍陣を表した。孫子は春秋時代末から戦国時代ごろ、紀元前5~4世紀ごろに成立したとされる。
備考
現代語では「正々堂々」の形がより一般的だが、「堂堂正正」も正しい語である。単に態度が大きいことではなく、公正さや誠実さを伴う場合に用いる。
別表記
- 堂々正々
誤用・混同注意
- 「正々堂々」は誤りではなく、語順を替えた定着した類義表現である。
- 単に声や態度が大きいという意味ではなく、公正で卑怯でない態度を表す。
例文
- 彼は不利な状況でも卑怯な手段に頼らず、堂堂正正に試合を戦い抜いた。
- 選挙では、相手を中傷するのではなく、堂堂正正と政策を競い合うべきだ。
- 必要な資料と根拠を示し、堂堂正正たる態度で交渉に臨んだ。
分類
類義語
対義語
- 不正
- 不公正
- 卑怯