坐禅三昧
読み方:ざぜん ざんまい
意味
座禅に深く集中し、雑念を離れて三昧(心が一点に定まった精神統一の境地)に入ること。また、座禅にひたすら打ち込んでいる状態をいう。転じて、何か一つのことに没頭する意味で用いられることもある。
由来
仏教語。「三昧」はサンスクリット語 samādhi(サマーディ)の音写で、精神を一点に集中させた境地を指す。「坐禅三昧」は、伝統的に鳩摩羅什訳とされる中国仏典「坐禅三昧経」(5世紀初頭、401~413年頃に漢訳)などに見られる語で、日本には仏教、とくに禅宗の受容とともに伝わった。「坐」は禅宗で好まれる表記で、「座」とも書く。
備考
仏教本来の「三昧」は深い瞑想・精神統一の境地をいう。「読書三昧」「趣味三昧」のような「〜三昧」とは異なり、厳粛な禅の実践を表す語である。「座禅三昧」とも表記する。
別表記
- 座禅三昧
誤用・混同注意
- 「三味」と書くのは誤り(正しくは「三昧」)。
- 「座禅三味」は誤り(正しくは「座禅三昧」または「坐禅三昧」)。
例文
- 僧は夜明け前から坐禅三昧に入り、鐘の音が鳴るまで静かに座り続けた。
- 週末は寺で坐禅三昧の時間を過ごし、日常の雑念から離れるようにしている。
- 研究に坐禅三昧のように没頭した結果、ようやく論文を書き上げることができた。
分類
類義語
対義語
- 心猿意馬
- 心ここにあらず