土崩瓦解
読み方:どほう がかい
意味
土が崩れ、屋根瓦がばらばらに砕けるように、国家・組織・集団などが、内部の対立や力の衰えによって一気に崩壊すること。単に弱ることではなく、まとまりを失って立て直せないほど崩れる状態をいう。
由来
中国の歴史書『後漢書』の「皇甫嵩伝」に見える語。後漢末(2世紀)の政情・反乱に関する文脈を背景とし、土が崩れ瓦が砕け散る様子を、国家や勢力が内部から崩れ去ることにたとえた。『後漢書』自体は南朝宋の范曄が5世紀頃に編纂した。
備考
主に国家・政党・組織・団体など、大きなまとまりの崩壊に用いる。自然災害による物理的な崩落よりも、内紛・不信・統制喪失による組織的崩壊を表す場合が多い。
補足
- 「土崩瓦壊」と書くのは誤り。正しくは「土崩瓦解」。
- 単なる物理的な土砂崩れの意味ではなく、主に国家や組織がまとまりを失って崩壊する比喩として用いる。
例文
- 長年にわたる不正が発覚し、その企業グループは信用を失って土崩瓦解した。
- 指導部の対立が深まれば、せっかく築いた連立政権も土崩瓦解しかねない。
- 情報共有を怠ったため、プロジェクトチームは小さな行き違いをきっかけに土崩瓦解した。
分類
類義語
対義語
- 堅固不抜
- 盤石不動
- 安定堅固