因果覿面
読み方:いんが てきめん
意味
よい行い・悪い行いの結果が、間を置かず当人の目の前に現れること。現代では特に、悪事や不正への報いがすぐ返ってきたという、非難や皮肉を込めた意味で用いられることが多い。
由来
仏教の因果思想を背景とする語。「因果」は原因と結果、「覿面」は目の前に現れること・すぐに効き目や報いが現れることをいう。中国由来の漢語と仏教的観念を結び付けた表現で、特定の成立年や単一の典拠は明確ではない。日本では近世以降、悪事の報いを表す語として広く定着した。
備考
悪い行いへの報いについて用いることが多い語である。他者の不幸を安易に「因果覿面」と言うと、非難・嘲笑的に響く場合がある。
別表記
- 因果的面
補足
- 「因果敵面」と書くのは誤り(正しくは「因果覿面」)。
- 「覿面」を「てきめん」以外に読むのは誤り。
- 単に「悪いことが起こる」という意味ではなく、行為の結果・報いがすぐ現れるという意味である。
例文
- 他人をだました直後に自分も詐欺被害に遭い、因果覿面だと周囲に言われた。
- 安全規則を軽んじた結果、すぐに事故を起こすとは、まさに因果覿面である。
- 日ごろの親切が思いがけない助けとして返ってきたのも、よい意味で因果覿面といえる。