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因噎廃食

読み方:いんえつ はいしょく

意味

食べ物を喉に詰まらせたことを理由に、以後いっさい食事をやめてしまう意。一度の失敗や一部の危険を恐れるあまり、本来必要・有益なことまでやめてしまうことをいう。

由来

中国の戦国時代末期、紀元前3世紀ごろに編まれた『呂氏春秋』にある、「噎(むせ)て死んだ者がいるからといって、天下の人の食事を禁じようとするのは道理に反する」という趣旨の言葉に基づく。噎(喉に詰まること)を原因として食を廃する、という形で、一部の失敗を恐れて全体を放棄することをたとえる。

備考

多くは、過度に慎重な対応や、失敗を恐れて必要な活動までやめる態度を批判する文脈で用いる。日常会話よりも文章語・評論的な表現である。

誤用・混同注意

  • 「因咽廃食」とは書かない。正しくは、食べ物が喉に詰まる意の「噎」を用いる。
  • 「一度失敗したら必ずやめるべきだ」という意味ではない。小さな危険を理由に全体を放棄することへの戒めである。

例文

  • 一件の苦情があったからといってサービス全体を中止するのは、因噎廃食というものだ。
  • 情報漏えいの危険は対策で減らすべきであり、オンライン手続きそのものを廃止するのは因噎廃食に過ぎない。
  • 一度の発表失敗を理由に人前で話す機会をすべて避けるのは、因噎廃食になりかねない。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字