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四種三昧

読み方:ししゅ ざんまい

意味

天台宗で説く四つの修行法・三昧の総称。常坐三昧(座禅を専ら行う)、常行三昧(念仏しながら行道する)、半行半坐三昧(行と坐を交互に行う)、非行非坐三昧(一定の行住坐臥に限られない実践)をいう。いずれも心を一点に定め、悟りを目指す修行である。

由来

中国天台宗の祖・智顗(ちぎ、538~597)が説いた止観の修行体系に由来する。智顗が隋代の594年ごろに講じ、弟子の灌頂が記録・編集したとされる『摩訶止観』で、実践の形式を常坐・常行・半行半坐・非行非坐の四種に分けて示した。日本には天台宗の伝来とともに伝わった仏教語である。

備考

日常的な比喩表現ではなく、主に天台宗の教学・仏教史・宗教研究で用いられる専門語。「三昧」を俗に「ざんまい」と読む語とは区別し、仏教上の集中・瞑想の境地を指す。

誤用・混同注意

  • 「四種三味」と書くのは誤り。正しくは、仏教語の「三昧」を用いて「四種三昧」と書く。
  • 「ししゅさんまい」と読まないよう注意し、通常は「ししゅざんまい」と読む。

例文

  • 比叡山の天台教学を学ぶ中で、四種三昧のそれぞれの修行内容を確認した。
  • 常行三昧は、四種三昧の一つとして、歩きながら念仏を唱える実践を重視する。
  • この講演では、『摩訶止観』に説かれる四種三昧と止観の思想との関係が解説された。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字