四書五経
読み方:ししょ ごきょう
意味
儒教で特に重要とされる経典群をいう語。「四書」は『大学』『中庸』『論語』『孟子』、「五経」は『易経』『書経』『詩経』『礼記』『春秋』を指す。儒学の基本的な学問・教養の総称としても用いられる。
由来
「五経」は中国の前漢時代(紀元前2世紀ごろ)までに、儒家の基本経典として整えられた。これに対し「四書」は南宋の朱熹(1130~1200年)が『大学』『中庸』『論語』『孟子』を学問の入門・根本となる書として重視し、12世紀後半に体系化したもの。両者を合わせて「四書五経」と呼ぶようになり、日本にも儒学の受容とともに伝来した。
備考
「四書」は宋学・朱子学で重視された四書、「五経」はそれ以前から伝わる儒教の経典群である。単に古典に詳しいことを表す場合にも使われるが、日常会話ではやや硬い語である。
別表記
- 四書五經
補足
- 「四書五經」は旧字体を用いた表記であり誤字ではない。
- 「四書五経」は特定の一冊の書名ではなく、四書と五経を合わせた経典群の総称である。
例文
- 江戸時代の儒学者は、四書五経を読むことを学問の基礎と考えた。
- 彼は四書五経に通じており、古典に基づいた議論を展開した。
- 四書五経は、東アジアの政治思想や教育に大きな影響を与えてきた。
分類
類義語
- 五経四書
- 儒教経典