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四摂六度

読み方:ししょう ろくど

意味

仏教、特に大乗仏教で菩薩が行う実践の総称。人々を教えに導く四つの方法である「四摂(布施・愛語・利行・同事)」と、自ら悟りに至るための六つの修行である「六度(布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧)」をいう。

由来

「四摂」は衆生を仏道へ導き取る四摂法、「六度」は悟りの彼岸に到るための六波羅蜜を、それぞれ漢訳仏教語として表したもの。「四摂六度」は両者を並べて菩薩の実践徳目全体をいう語である。各概念は紀元前後から数世紀にかけて成立・漢訳された大乗仏教経典で発達したが、この四字の成句としての初出・成立時期は特定できない。

備考

日常会話で使う語ではなく、仏教教学・寺院の説法などで用いられる専門語。「六度」の「度」は六道の「道」ではなく、六波羅蜜を指す。四摂と六度には、ともに「布施」が含まれる。

別表記

  • 四攝六度

誤用・混同注意

  • 「四摂六道」とするのは誤り。ここでの「六度」は六波羅蜜をいう。

例文

  • 菩薩道では、四摂六度を実践し、自らを磨くとともに人々を救済すると説かれる。
  • 僧侶の講話では、四摂六度のうち四摂は他者との縁を結ぶための教えだと説明された。
  • 寺の研修で、日常の思いやりを四摂六度の精神に照らして考えた。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字