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噬臍莫及

読み方:ぜいせい ばくきゅう

意味

へそをかもうとしても口が届かないように、事が起こってしまった後で後悔しても、もはや取り返しがつかず間に合わないこと。手遅れになってから悔やむことをいう。

由来

中国の歴史書『春秋左氏伝』荘公6年(紀元前688年ごろ)の故事に基づく。鄧の君主が、のちに敵となる楚の文王を討つよう家臣から勧められながら聞き入れなかった際、家臣が「早く対策を立てなければ、後でへそをかもうとしても届かない」と諫めた。後に楚が鄧を滅ぼしたことから、手遅れの後悔を表す語となった。

備考

文章語・硬い表現で、日常会話では「後悔先に立たず」「後の祭り」などと言うことが多い。「噬臍」は「へそをかむ」の意で、実際にはできないことから、取り返しのつかなさを強調する。

誤用・混同注意

  • 「噬臍」は「へそをかむ」の意であり、「臍」を「済」などと書き誤らない。
  • 「莫及」を「幕及」などと書き誤らない。
  • 単に深い後悔を表すだけでなく、「すでに手遅れで挽回できない」という状況に用いる。

例文

  • 契約内容を十分に確認せず署名した結果、損失が判明してからでは噬臍莫及だった。
  • 重要なデータのバックアップを怠れば、機器が故障した後で噬臍莫及の悔いを残すことになる。
  • 彼は周囲の忠告を退けたが、問題が深刻化してから謝っても噬臍莫及である。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字