和璧隋珠
読み方
かへき ずいしゅ
意味
中国の故事に由来し、世に並ぶもののない非常に貴重な宝物をいう。転じて、きわめて優れた人物・才能・作品など、非常に価値が高く、得がたいもののたとえとして用いる。
由来
戦国時代の思想家・韓非による『韓非子』の「解老」篇(紀元前3世紀ごろ成立)に見える。楚の和氏が見いだした名玉「和氏の璧」と、隋侯が得たという名珠「隋侯の珠」は、いずれも天下の至宝とされた。「和璧隋珠」は、この二つを並べて、比類ない宝物や優れた人材を表すようになった。
分類・構成
備考
主に文章語・漢文調で用いる硬い表現。人材、才能、作品、宝物などを最大級にほめる際に使う。「和」は和氏、「隋」は隋侯の略であり、一般の「平和」や隋王朝を指す語ではない。
誤用・混同注意
- 「和壁隋珠」と書くのは誤り。正しくは、玉を表す「璧」を用いる。
- 「随珠」と表記されることもあるが、日本語の四字熟語としては通常「隋珠」と書く。
例文
- この国宝級の絵巻は、まさに和璧隋珠と称すべき文化遺産である。
- 編集長は、二人の新人作家を文壇の和璧隋珠として高く評価した。
- 各地から集められた和璧隋珠のような工芸品が、展覧会場を彩っている。
類義語
対義語
- 瓦礫土塊