漢字辞典.com

検索
同帰殊途

読み方

どうき しゅと

意味

最終的に行き着く目的・結論は同じだが、そこへ至るための方法・手段・道筋はそれぞれ異なること。異なる考え方や方策が、共通の目標に向かっている場合にいう。

由来

中国古典の易経の「繋辞下伝」にある「天下同帰而殊途、一致而百慮(天下の人は帰するところは同じでも道筋は異なり、考えは一致しても思慮は多様である)」に基づく。この「同帰而殊途」を四字に縮めた語である。繋辞伝は戦国時代から前漢初期(紀元前4〜2世紀頃)に成立・編纂されたと考えられている。

分類・構成

備考

文章語・論評などで用いられるやや硬い表現。「殊途同帰」と語順を替えた形もあり、意味はほぼ同じである。手段の違いを認めつつ、共通の目的を示す際に適する。

誤用・混同注意

  • 「同帰殊途」を「しゅとどうき」と読むのは誤り。「しゅとどうき」は、語順を逆にした「殊途同帰」の読みである。
  • 目的も手段も同じという意味ではない。帰着点・目的は同じでも、方法や道筋は異なることをいう。

例文

  • 二つの教育法は対照的だが、子どもの自立を促すという目的においては同帰殊途である。
  • 開発チームは意見が割れたものの、顧客の課題を解決するという点では同帰殊途だと確認した。
  • 異なる宗教や思想にも、人々の安寧を願うという面では同帰殊途といえるものがある。

類義語

この四字熟語に使われている漢字