吉凶禍福
読み方:きっきょう かふく
意味
人の身に起こる、よい運・悪い運、幸福・不幸、災難と幸せのすべてをいう。「吉」はめでたいこと、「凶」は不吉なこと、「禍」はわざわい、「福」は幸福の意。人生の運不運は予測しがたく、移り変わるものであるという文脈でも用いる。
由来
中国・前漢の思想書『淮南子』に見られる、禍と福は互いに転じて生じるという思想を背景とする語とされる。『淮南子』は紀元前2世紀、武帝期の紀元前139年頃に編まれた。吉と凶、禍と福という二組の相反する語を並べ、人の運命上の幸不幸全般を表す。
備考
やや硬い漢語的な表現で、文章語・改まった話題で用いられる。「吉凶」はよしあし、「禍福」はわざわいと幸福を表す。単に「幸不幸」と言い換えることも多い。
補足
- 読みを「きちきょうかふく」としない。標準的な読みは「きっきょうかふく」。
- 「禍福」を「過福」などと書き誤らない。
例文
- 人生の吉凶禍福は、あらかじめ誰にも正確には分からない。
- 事業には吉凶禍福があるから、一時の失敗だけで悲観してはいけない。
- 占いによって吉凶禍福を知ろうとする人もいる。