古今東西
読み方:ここん とうざい
意味
昔から今までのあらゆる時代と、東西をはじめとするあらゆる地域をいう語。転じて、時代や場所・国の違いを問わず、広く全般にわたることを表す。多く「古今東西の~」「古今東西を問わず」の形で用いる。
由来
「古今」は昔と今、すなわち時間の全体を、「東西」は東と西、すなわち地域・方角の全体を表す漢語である。この二語を並べて、時代と地域の両面にわたる広がりを示した表現である。特定の中国古典に由来する故事成語としての典拠や、成立した正確な年代は明らかでないが、日本語では古くから漢文調の表現として用いられ、現在も慣用的に使われる。
備考
単に「東と西」だけを指すのでなく、時代・地域の区別なく広く全体に及ぶ意である。「古今東西の名作」「古今東西を問わず」のように用いる。
補足
- 「東西」を方角だけの意味に限定して解釈する誤り。古今東西は、時代・地域を問わず広く全般を指す。
例文
- この博物館には、古今東西の美術品が展示されている。
- 研究者は古今東西を問わず、優れた思想家の著作を読み込んだ。
- 古今東西、多くの物語で人々は希望を求めてきた。