原点回帰
読み方:げんてん かいき
意味
物事を進めるうちに見失いがちな、出発時の目的・理念・基本方針などに立ち返り、改めてそこから考え直すこと。もとは数学・物理でいう「原点」に戻る意から、比喩的に用いられる。
由来
「原点」は座標を定める基準となる点、「回帰」はいったん離れたものが元に戻ることを表す語である。これらを組み合わせ、活動や思考の出発点・基本理念に戻る意で使われる近現代の和製漢語的表現。特定の中国古典や仏典を典拠とする故事成語ではなく、成立した正確な年・提唱者は不明である。
備考
企業理念、教育、スポーツ、創作活動などでよく使われる。単に昔の状態へ戻すことではなく、出発時の目的や基本を見直して再出発するという前向きな含みをもつ。
補足
- 「原点復帰」と書く例があるが、慣用的な四字熟語としては「原点回帰」が一般的である。
- 単なる「昔の状態への復元」という意味に限定しない。理念・目的・基本に立ち返る意味で用いる。
例文
- 売り上げが伸び悩んでいる今こそ、顧客第一という創業時の理念へ原点回帰すべきだ。
- 新しい企画を考える前に、この商品の本来の価値を見直して原点回帰しよう。
- チームは連敗を受け、基礎練習を徹底するという原点回帰の方針を打ち出した。
分類
類義語
- 初心回帰
- 初心に返る
- 基本に立ち返る
- 初心忘るべからず
対義語
- 本末転倒
- 現状維持
- 前進発展