卓爾不群
読み方
たくじ ふぐん
意味
才能・学識・人格などがきわめてすぐれ、同類の人々の中からひときわ抜きん出ていること。「卓爾」は際立って高くすぐれているさま、「不群」は並の人々と同列にならないことを表す。
由来
中国の歴史書『漢書』の「景十三王伝」の賛にある「夫唯大雅、卓爾不群、河間献王近之矣」に基づく。河間献王・劉徳の学問と徳を、並外れてすぐれた人物としてたたえた言葉である。『漢書』は後漢の班固らによって1世紀後半から2世紀初頭にかけて編纂された。
分類・構成
備考
文章語・褒め言葉として用いられる、やや硬い表現である。「群れない」は協調性がないという非難ではなく、他に並ぶ者がないほど優れている意。
誤用・混同注意
- 「卓而不群」とは書かない。正しくは「卓爾不群」。
- 「不群」を単に「協調性がない」の意味と解釈するのは不正確。
例文
- 彼は若手研究者ながら、従来の理論を覆す卓爾不群の洞察力を示した。
- その画家の作品は独自の色彩感覚をもち、同時代の作家の中でも卓爾不群である。
- 専門知識だけでなく人格も備えた卓爾不群の人材として、彼女は周囲から信頼されている。
類義語
- 出類抜萃
- 超群抜類
- 抜群
- 卓越
対義語
- 平々凡々
- 凡庸