千金一諾
読み方:せんきん の いちだく
意味
一度承諾した約束は千金にも値するほど重い、という意味。特に、約束を必ず守り、信用が非常に厚いことをいう。人の誠実さや、約束・承諾の重みをほめる際に用いる。
由来
中国前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに著した『史記』の「季布列伝」に由来する。楚の武将・季布は約束を必ず守る人物として知られ、「黄金百斤を得るよりも、季布の一つの承諾を得るほうがよい」と評された。この故事から、千金に値するほど重い約束を「千金一諾」という。
備考
主に人の誠実さや信用の厚さを称賛する語。「千金」は実際の金額ではなく、きわめて価値が高いことのたとえである。約束を軽々しくする意味ではない。
誤用・混同注意
- 「千金一択」などと書くのは誤り。
- 単に「高額な約束」や「千金を約束すること」の意味だと解するのは誤り。約束を守る信用・誠実さを表す。
例文
- 彼は取引先との約束を一度も破らない、まさに千金一諾の人物だ。
- 口約束であっても千金一諾の心構えで、期限までに仕事を完成させた。
- あの人の承諾は千金一諾だから、安心して計画を進められる。