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十種供養

読み方:じっしゅ くよう

意味

仏教で、特に法華経を敬い供養するための十種類の供物・供養法をいう。一般に、華・香・瓔珞・抹香・塗香・焼香・幡・蓋・衣服・伎楽の十種を指す。経典や仏法に対する深い敬意を表す行為である。

由来

法華経の「法師品」などに、経典を華・香・瓔珞・抹香・塗香・焼香・幡・蓋・衣服・伎楽によって供養し、恭敬・尊重・讃歎すべきことが説かれていることに基づく。現行の漢訳法華経として広く用いられる鳩摩羅什訳は406年(後秦・弘始8年)ごろに訳出された。

備考

主に法華経の供養に関して用いられる仏教語である。「十種」は供養の対象ではなく、供養に用いる品目・方法の種類を表す。宗派や解説書により各品目の表記や数え方に細かな違いがある。

誤用・混同注意

  • 「じゅうしゅくよう」と読むのは一般的でない。標準的な読みは「じっしゅくよう」。
  • 十種を単に一般的な供物十品と誤解しやすいが、法華経に説かれる供養の品目・方法を指す。

例文

  • 法要では、華や香を供える十種供養の意義について僧侶が解説した。
  • 寺の展示を通して、幡や蓋、伎楽を含む十種供養の内容を学んだ。
  • 写経を終えた参加者は、十種供養にならって経巻を恭しく供養した。

分類

この四字熟語に使われている漢字