十寒一曝
読み方
じっかん いちばく
意味
少しの間だけ努力し、その後長く怠ること。学問・仕事・修行などを断続的に行うため、十分な成果が得られない状態をいう。継続して努力することの大切さを戒める語。
由来
中国・戦国時代(紀元前4〜3世紀ごろ)に成立した『孟子』「告子上」にある「一日暴之、十日寒之(いちじつこれをさらし、とおかこれをひやす)」に由来する。「暴」は日光にさらす意で、「曝」とも書く。植物でも一日だけ日に当て、十日間寒さにさらせば育たない、というたとえから生まれた。
分類・構成
備考
「一曝十寒(いちばくじっかん)」ともいう。多くは、努力が続かないことを批判的・戒めの意味で用いる。「曝」は「爆」ではない。
誤用・混同注意
- 「曝」を「爆」と書くのは誤り(正しくは「十寒一曝」)。
- 熱心に努力を続ける意味だと誤解されることがあるが、断続的な努力では成果が出にくいという戒めの語である。
- 「一曝十寒」も同義の言い方として用いられる。
例文
- 語学は十寒一曝の勉強では身につかないため、毎日少しずつ続けることが大切だ。
- 試験前だけ机に向かう十寒一曝では、安定した成績は望めない。
- 新規事業を十寒一曝の取り組みに終わらせず、長期的な支援体制を整えよう。