前功尽棄
読み方
ぜんこう じんき
意味
それまで積み重ねてきた努力・功績・事業などが、最後の失敗や中断によってすべて無駄になること。また、これまでの成果を自ら捨て去ってしまうこと。
由来
中国の故事集『戦国策』の「西周策」にある「公之功甚多、而尽棄之(あなたの功績は非常に多いが、それをすべて捨ててしまう)」に基づく。戦国時代(紀元前5~3世紀ごろ)の故事を、前漢の劉向が紀元前1世紀ごろに編集したとされる『戦国策』に収めたもの。
分類・構成
備考
努力がほぼ実を結びそうな段階で失敗・中断し、それまでの成果が失われる場面によく用いる。単に「失敗した」よりも、積み重ねが無駄になる惜しさを強調する語。
誤用・混同注意
- 「全功尽棄」とするのは誤り。正しくは「前功尽棄」。
- 「前功全棄」と書き換えない。定着した形は「前功尽棄」。
例文
- ここで確認を怠って事故を起こせば、これまでの開発努力が前功尽棄になりかねない。
- あと一歩で完成という段階で諦めるのは、前功尽棄に等しい。
- 交渉を感情的に打ち切れば、数か月にわたる話し合いが前功尽棄となる。
類義語
- 功虧一簣
- 水泡に帰す
- 徒労に終わる
- 努力が水の泡になる