別具一格
読み方:べつぐ いっかく
意味
他とは異なる、独自の風格・様式・趣を備えていること。「別に一つの格(品格・型)を具えている」という意味で、作品や文章、建築、人物の表現などが、ありふれたものではなく独特であることをいう。
由来
中国・清代(17世紀後半から18世紀初頭)の思想家・呂留良(りょりゅうりょう)が施愚山に宛てた手紙「与施愚山書」に、「風力又別具一格」とあるのが出典とされる。贈られた詩について、その力強い作風がほかとは異なる独自の格調を備えている、と評した言葉である。
備考
主に芸術作品・文章・建築・表現などの「独自の風格」をほめる際に用いる。単に「特別」「格上」という意味の「別格」とは異なり、独創性や固有の様式に重点がある。
誤用・混同注意
- 「別格」と混同して「別格一具」などと書くのは誤り。正しくは「別具一格」。
- 単に他より優れているという意味に限定せず、「他と異なる独自の風格・様式を備える」という意味で用いる。
例文
- この画家の水墨画は、伝統を踏まえながらも色彩感覚において別具一格である。
- 古民家を改装したその店は、落ち着いた雰囲気があり、周辺の店舗とは別具一格の趣を見せている。
- 彼女の文章は簡潔でありながら情景描写が鮮やかで、別具一格の魅力を持つ。
分類
類義語
- 独樹一幟
- 独自一格
- 別開生面
- 独特
対義語
- 千篇一律
- 画一的
- 平凡無奇