刀光剣影
読み方:とうこう けんえい
意味
刀や剣がきらめき、その影が入り乱れるさま。転じて、戦闘・争い・政争などが激しく、危険で緊張した状況をいう。実際の戦場だけでなく、権力闘争などの比喩にも用いる。
由来
南朝梁の詩人・呉均(ごきん)が6世紀前半ごろに作った「戦城南四首」の「剣光揮夜電、馬汗昼成泥(剣の光は夜の稲妻のようにひらめき、馬の汗は昼には泥となる)」という戦場描写を踏まえた語とされる。刀剣の光と影が交錯するイメージから、戦いの激しさや危険な緊張状態を表すようになった。
備考
本来は武器が飛び交う戦場の描写だが、現代では政界・企業・組織内の激しい権力争いを比喩的にいう場合もある。やや文章語的で、緊迫感の強い表現。
別表記
- 刀光劍影
補足
- 「刀光剣映」と書くのは誤り。正しくは「刀光剣影」。
- 単に華やかな刀剣の美しさを表す語ではなく、戦闘や危険な緊張状態を表す語である。
例文
- 映画は、刀光剣影の戦場を迫力ある映像で描いている。
- 政変後の首都は刀光剣影を思わせる緊張に包まれていた。
- 彼は刀光剣影の時代を生き抜き、ついに国の実権を握った。
分類
類義語
- 血雨腥風
- 剣戟森森
- 白刃交える