出生入死
読み方:しゅっせい にゅうし
意味
生死を顧みず、命を捨てることも覚悟して危険な事に当たること。非常な困難や危険を伴う状況で、目的のために全力を尽くして行動する意を表す。
由来
中国古典『老子』第五十章の「出生入死(生より出でて死に入る)」に由来する。『老子』は戦国時代(おおむね紀元前4~3世紀ごろ)に成立したとされる。この語は、生と死の間を行き来する人間のあり方を述べた文脈から、後に「死を覚悟して危険に立ち向かう」という意味で用いられるようになった。
備考
「出生」は日常語では「しゅっしょう」と読むことが多いが、この四字熟語では「しゅっせい」と読む。戦場・救助活動など命の危険を伴う場面のほか、比喩的に極めて困難な事業へ挑む場合にも使う。
誤用・混同注意
- 「出生」を日常語と同じく「しゅっしょう」と読まない。この語では「しゅっせいにゅうし」と読む。
- 単に「苦労して努力する」という意味ではなく、生命の危険をも顧みないほどの覚悟を含む。
例文
- 救助隊は、遭難者を助けるために出生入死の覚悟で吹雪の山へ入った。
- 彼は出生入死の働きによって、危機にあった部隊を救った。
- 新事業を成功させるには、時には出生入死の決断力が求められる。
分類
類義語
- 決死奮闘
- 命懸け
- 粉骨砕身
- 死力を尽くす