六親眷属
読み方:ろくしん けんぞく
意味
父母・兄弟・妻子などの近親者と、そのほかの親族をあわせた、自分につながる一族・親族全体をいう語。広く「身内一同」「親類縁者すべて」の意味で用いる。
由来
「六親」は中国で父・母・兄・弟・妻・子の六種の近親者を指した語であり、「眷属」は家族・従者・一族、また仏教では仏・菩薩に従う者を指す語である。これらが結び付いて、親族全体をいう仏教的・漢語的な表現として日本でも用いられてきた。成立した正確な年代や、単一の典拠となる文献は明らかでない。
備考
現代の日常会話ではやや古風で、儀礼・弔事・仏教説話・文章語で見かけることが多い。「六親」は厳密には父母兄弟妻子をいうが、「六親眷属」では広く親類全体を指す。
誤用・混同注意
- 「六親拳属」は誤りで、正しくは「六親眷属」と書く。
- 「眷属」を同居する家族だけの意味と解するのは不正確で、この語では親類・一族全体を広く指す。
例文
- 祖父の葬儀には、遠方に住む六親眷属までが集まった。
- 彼は成功の喜びを、まず六親眷属に報告した。
- 災害の知らせを聞き、六親眷属の安否を案じて故郷へ向かった。
分類
類義語
- 親類縁者
- 一家眷属
- 一門一族
対義語
- 天涯孤独
- 孤家寡人