六師外道
読み方:ろくし げどう
意味
釈迦と同時代の古代インドで活動し、仏教側から「外道(仏教以外の教え)」と位置づけられた六人の有力な思想家・宗教家をいう。富蘭那迦葉、末伽梨拘賒梨子、阿耆多翅舎欽婆羅、婆浮陀伽旃那、散若夷毘羅梨沸、尼乾陀若提子を指す。
由来
紀元前5世紀ごろの釈迦在世時代に、中インドで活動したと伝えられる六人の宗教思想家に由来する。仏教経典では、釈迦の教えと異なる立場の師たちを「外道」としてまとめて記した。六師の説は『長阿含経』の「沙門果経」などに見られ、中国訳仏典を通じて日本にも伝わった。
備考
「外道」は仏教側から見た呼称であり、現代の中立的な学術用語としては注意を要する。六つの宗派一般ではなく、特定の六人の師を指す。
補足
- 「六人の師」と「外道一般」を並列した語と解するのは誤りで、仏教側が特定の六人の師をまとめて呼ぶ名称である。
- 現代語の「外道(常識外れな人)」の意味で用いる語ではない。
例文
- 仏教史の授業で、釈迦と同時代に活動した六師外道の思想を学んだ。
- 経典には、六師外道との対比を通して仏教の立場が説かれている。
- 展示では、六師外道を含む古代インドの多様な宗教思想が紹介されていた。
分類
類義語
- 六師