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六凡四聖

読み方:ろくぼん ししょう

意味

仏教でいう十界の総称。迷いの世界にある地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六道を「六凡」といい、悟りの世界である声聞・縁覚・菩薩・仏を「四聖」という。両者を合わせて、衆生のあり方を十種に分けたもの。

由来

中国仏教、特に隋代(6〜7世紀)の天台教学で体系化された十界説に基づく仏教語である。「六凡」は六道に迷う凡夫、「四聖」は悟りに近づく、または悟りを得た四種の聖者・境地を指す。日本には奈良時代から平安時代にかけて伝わった天台・仏教思想を通じて定着した。語としての厳密な初出文献は特定しにくい。

備考

「六凡」は六道に輪廻する迷いの世界、「四聖」は悟りに関わる世界をいう。日常会話で感情や状況を表す四字熟語ではなく、主に仏教教学・宗教史の文脈で用いる。

補足

  • 「六凡」は地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六道を指し、「四聖」は声聞・縁覚・菩薩・仏を指す。両者の内訳を取り違えないようにする。
  • 「六道四聖」は説明的な表現として用いられることがあるが、定着した四字熟語は「六凡四聖」である。

例文

  • 天台教学では、六凡四聖を合わせて十界と説く。
  • 仏教美術の解説を読み、六凡四聖という世界観について学んだ。
  • この曼荼羅は、六凡四聖に属する諸存在を象徴的に表している。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字