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公事三年

読み方:くじ さんねん

意味

訴訟などの公的な争いは、解決・決着までに長い年月、目安として三年ほどかかるということ。裁判や役所を介する手続きは長引き、費用や労力もかさみやすいことを戒めるたとえである。実際に必ず三年かかるという意味ではない。

由来

「公事(くじ)」は、中世以降の日本で訴訟・裁判を指した語である。公的な争いはすぐには決着しないという経験則を、「三年」という長い期間で表した日本のことわざとされる。正確な成立年や最初の出典は不明だが、近世(江戸時代)には「公事三年、私事二年」という形でも用いられた。特定の中国古典を典拠とする語ではない。

備考

「公事」は「こうじ」ではなく、訴訟を意味する「くじ」と読む。現代の裁判期間を示す法律上・統計上の基準ではない。多くは「公事三年、私事二年」と続けてもいう。

補足

  • 「公事」を「こうじ」と読むのは誤りで、この語では訴訟の意で「くじ」と読む。
  • 「裁判は必ず三年かかる」という厳密な期間規定だと理解するのは誤り。長期化しやすいことのたとえである。

例文

  • 近隣との境界争いを安易に訴訟へ持ち込めば、公事三年になりかねない。
  • 弁護士は、公事三年という言葉もあるので、まずは調停による早期解決を検討しようと助言した。
  • 相続をめぐる対立は、公事三年のたとえどおり、解決まで長く尾を引いた。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字