光彩奪目
読み方:こうさい だつもく
意味
光がきらきらと輝き、あまりに美しく華やかなので、見る人の目を奪うこと。「光彩」は美しく輝く光や色つや、「奪目」は目を奪う意。建築物・美術品・装飾・景色などの、際立って鮮やかで豪華な美しさを表す。
由来
中国・北宋時代(12世紀初頭)に編纂された絵画目録・画論書『宣和画譜』の「道釈叙論」に見える語とされる。同書には、仏画などに描かれた衣服や宮殿の様子を「光彩奪目、燦然可観」と形容する記述がある。「光彩が目を奪う」、すなわち美しい輝きに圧倒されることから、現在の意味になった。
備考
主に、視覚的な輝き・色彩・装飾の華やかさをほめる語。人の容姿にも用いられるが、日常会話より文章語・鑑賞文で使われやすい。「目を奪うほど美しい」という肯定的な表現である。
誤用・混同注意
- 「光彩脱目」と書くのは誤り。正しくは「光彩奪目」。
- 「奪目」は『目を奪う』という意味であり、単に目立つというだけでなく、輝きや美しさに圧倒されるニュアンスがある。
例文
- 夜の水面に映るイルミネーションは光彩奪目で、通行人は足を止めて見入った。
- 展示室の中央に置かれた金箔の屏風は、光彩奪目の美しさを放っていた。
- 新装された劇場は、豪華な装飾と照明が相まって光彩奪目の空間となった。
分類
類義語
対義語
- 地味質素
- 暗淡無光