先発制人
読み方
せんぱつ せいじん
意味
相手より先に行動・攻撃・提案などをして主導権を握り、相手を制すること。先手を取ることの重要性を表す。戦いだけでなく、ビジネス、交渉、スポーツなどで、相手の動きに先んじて有利な立場を築く意味でも用いる。
由来
中国前漢の司馬遷による歴史書『史記』の「項羽本紀」にある「先発制人、後発制於人(先に発すれば人を制し、後から発すれば人に制せられる)」に基づく。秦末の争乱における戦略を述べた言葉である。『史記』は紀元前1世紀、一般に紀元前91年頃までに成立したとされる。
備考
もとは戦略・軍事に関する語だが、現代では営業、企画、交渉、競技などにも使う。「先発」は野球の先発投手の意味ではない。強引な先制行動を肯定する響きになる場合があるため、文脈に注意する。
例文
- 競合他社が参入する前に新サービスを発表し、先発制人を狙った。
- 交渉では相手の要求を待つだけでなく、こちらから提案する先発制人の姿勢も重要だ。
- 試合開始直後の得点は先発制人となり、相手に大きな心理的圧力を与えた。
類義語
対義語
- 後手に回る
- 後発制於人