兆載永劫
読み方:ちょうさい えいごう
意味
きわめて長い年月、ほとんど無限といえるほど果てしなく続く時間をいう。「兆載」は非常に多くの年、「永劫」は永遠に近い長大な時間を表す。物事が長期間続くことや、長く待ち続ける感覚を強調して用いる。
由来
仏教で説かれる壮大な時間観に由来する語。「劫(こう)」は、古代インドの時間単位「カルパ(kalpa)」を漢訳したもので、きわめて長い年月を表す。「兆載」は「兆(非常に大きな数)+載(年)」で非常に多くの年の意。「兆載」と「永劫」を重ねて、果てしない時間を強調した。成立時期や特定の一典籍を直接の出典とすることは明確でない。
備考
日常会話よりも、文章語・文学的表現として用いられることが多い語である。実際の年数を示すのではなく、「気が遠くなるほど長い」という誇張表現として使う。
補足
- 「兆載」は「ちょうさい」と読み、「ちょうざい」とは読まない。
- 実際に「兆年」だけを指す厳密な数値表現ではなく、果てしない長時間を強調する語である。
例文
- この研究の完成には、兆載永劫にも思える試行錯誤の時間が費やされた。
- 再会を待つ数年は彼にとって兆載永劫のように長く感じられた。
- 自然の営みは、人間の一生とは比べものにならない兆載永劫の時を経て形づくられる。
分類
類義語
- 永劫
- 億万劫
- 悠久
- 永遠
対義語
- 一朝一夕
- 瞬息の間