信解行証
読み方:しん げ ぎょう しょう
意味
仏教の修行における基本的な過程をいう。仏の教えをまず信じ(信)、その内容や道理を理解し(解)、理解したことを実際に修行・実践し(行)、最終的に真理を自ら体得して悟りに至る(証)という四段階である。
由来
仏教の教理に由来する語。「信・解・行・証」は、仏法を受け入れて悟りに至るまでを段階的に示す漢訳仏教の用語として、中国仏教圏で用いられ、日本には仏教伝来後の6世紀以降に伝わり定着したと考えられる。特定の一書を典拠とする故事成語ではなく、正確な成立年は不詳である。
備考
主に仏教・宗教思想の文脈で使う語で、日常会話ではあまり用いない。「証」は証明の意味ではなく、悟りを体得する「証得」の意である。
別表記
- 信解行證
誤用・混同注意
- 「証」を単なる『証明』の意味と解するのは不正確で、ここでは真理を体得して悟ることをいう。
例文
- 仏道では、信解行証の道筋を踏み、教えを信じ、理解し、実践を通して悟りを目指す。
- 師は、経典を読むだけで満足せず、信解行証を日々の生活の中で実践するよう説いた。
- 信解行証のうち「証」は、知識として理解するだけでなく、真理を自ら体得する段階を指す。
分類
類義語
- 信受奉行
- 聞思修証
- 解行相応