俗不可耐
読み方
ぞく ふか たい
意味
趣味・言動・表現などがあまりにも俗っぽく、下品で、我慢したり見聞きしたりすることに耐えられないほどであること。「俗」は卑俗・俗悪、「不可耐」は耐えられない意。強い嫌悪や軽蔑を含んで用いる。
由来
中国・清代の蒲松齢による怪異短編集「聊斎志異」の「沂水秀才」に見える語とされる。成立は17世紀後半から18世紀初頭にかけてで、「真是俗不可耐(まことに俗にして耐えるべからず)」のように、あまりの俗悪さを非難する表現として用いられた。
分類・構成
備考
日常会話よりも文章語・批評語として使われることが多い。対象の趣味や人格を強くけなす響きがあるため、人に直接向ける際は注意が必要。
誤用・混同注意
- 「俗不堪耐」「俗不可堪」は誤り。正しくは「俗不可耐」。
- 「ぞくふかんたい」ではなく、読みは「ぞくふかたい」。
例文
- 金色の装飾を過度に重ねたその広告は、私には俗不可耐に映った。
- 評論家は、流行語ばかりを安易に並べた企画を「俗不可耐だ」と厳しく評した。
- 彼女は悪趣味な贈答品を見て、俗不可耐だと顔をしかめた。
類義語
- 低俗
- 俗悪
- 下品極まる
- 悪趣味
対義語
- 高尚優雅
- 上品
- 風雅