佳人薄命
読み方:かじん はくめい
意味
美しく優れた女性は、なぜか幸福に恵まれにくく、若くして不幸な運命に遭いやすいという考え方。転じて、美しい女性のはかない境遇や不運を嘆く際に用いる。
由来
中国・北宋の詩人、蘇軾(1037~1101)の詩「薄命佳人詩」に見える「自古佳人多命薄(古来、佳人は命薄きこと多し)」に由来する。日本では語順を「佳人薄命」として四字熟語化し、美人の不幸な運命をいう語として定着した。成立は北宋時代、11世紀後半ごろ。
備考
「佳人」は本来、美しく品位のある女性をいう。女性の不幸を美貌と結び付ける古い価値観を含むため、現代では安易な使用に注意が必要。
補足
- 「美人薄命」は同義の別表現であり、「佳人薄命」の誤字ではない。
- 「薄命」を単に「寿命が短い」の意味だけに限定しない。不遇・幸福に恵まれない運命も含む。
例文
- その女優は若くして病に倒れ、世間は佳人薄命だと惜しんだ。
- 古い小説には、佳人薄命の主人公が数多く描かれている。
- 彼女の不遇な人生を佳人薄命の一語で片づけるべきではない。